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花嫁衣裳
金襴緞子に帯しめながら・・・童謡花嫁人形の一節です。一昔前の花嫁衣裳ですね。
レストランル・ブランでウエデイングをあげられる方で花嫁衣裳のご相談をお受けすることが度々ございます。
もちろんフレンチのレストランですから、純白のウエデイングドレスが圧倒的にダントツですが、カクテルドレスのみでなさる方もいらっしゃいますし、成人式の振袖をお召しなるお嫁さん、お母様が作ってくださった訪問着で入場されたお嫁さん、お友達がお召しになったウエデイングドレスをアレンジして結婚式に臨んだお嫁さん、すてきなワンピースとパリッとしたリクルートスーツで披露宴に臨んだ若いカップル等、いろいろなタイプのお嫁さん達と話し合いをしてまいりました。お友達がお召しになったドレスをご用意された花嫁さんが前日にル・ブランの控室で、私が愛用しておりますアイロンでドレスをプレスしていらっしゃた姿は私の良い思い出となっています。
花嫁衣裳はお嫁さんにとりまして、大切なお召し物、納得いくまで探すのに値するものと思うのですが、けっしてお値段も安くないという代物であります。若いカップルがご自分達のお金で準備する結婚式では高いハードルとなって立ちはだかる時もよくある話ですね。
そんな時、カップルによって条件は異なりますが、高くなくても似合うドレスは絶対探せます、と言いたいと思います。こころがこもる衣装とは何だろうか・・と相談をお受けする度に考えます。
さて、盛夏の最中にル・ブランで披露宴を上げていただきました花嫁さんの衣装をご紹介いたします。和服をお召しになりたいと言う花嫁さんのご希望、和と洋の披露宴ですが、それなりにマッチしております。また、お色直しのドレスはお母様が編んだニットドレス、技術の高さも大変なものですが、夜も寝ずにがんばったお母様の精神が宿ったドレス、そんな披露宴ですからお招きしたゲストに最高のおもてなしとたくさんの思い出を差し上げられたカップルでした。
ル・ブラン2階にて 紋付袴の新郎と黒振袖の新婦 古きと現代の融合
実物は写真でご覧になるより本当にすごいドレスでした。母の愛情は普遍ですね。
裾の長いドレスのシルエットが豪華 良くお似合いでした。